新規の方でホームページのリニューアルや引っ越しの見積もりがあった場合、どういう技術を使って作られているサイトなのか知ることはとても重要になってきます。使っている技術次第でリニューアルやサーバー移転の手間がかなり変わりますからね。
とはいえ、クライアントさんがIT系の知識に乏しい場合、どんな技術を使っているか聞いても答えることができないケースが多いです。
そんなときは自力で調べるわけですが、それを簡単にしてくれる便利なツールを紹介します。
Chromeプラグイン「Wappalyzer」で調べる
Chromeには表示しているサイトの情報を詳しく調べてくれるプラグインがいくつかあります。その中で私が使っているのはWappalyzerというプラグインです。
提供元のWappalyzer.comはWebの市場分析をしている会社のようで、そのツールの一つとしてこのプラグインを公開しているようです。
この記事を書いた時点でユーザー数は100万人以上、評価も1804件あり4つ★以上となっています。レビューやサポートを見る限り怪しい挙動をするプラグインではなさそうです。
Wappalyzerの使い方
このプラグインをインストールするとツールバーにWappalyzerのアイコンが表示されます。ページを読み込むと自動的に分析され、検出できた項目の数が表示されます。
アイコンをクリックすると詳細情報を見ることができます。量が多くて表示しきれない場合は下にスクロールすると表示されます。
このプラグインだけで必要な情報は大抵は取得できるのではないでしょうか?
また、各項目はリンクになっていて、クリックすると各技術の統計情報のページが表示されます。例えばWordPressをクリックするとWappalyzerのサイトにある次のようなページが表示されます。
トレンドを見るなどしたい場合は便利かもしれません。
アカウントを作ると気になるサイトで使われている技術が変わったときに知らせてくれたり、自分用の技術をまとめたリストを作ることもできるようです。そこまでする必要があるのは一部の人だけだと思いますが…
私はチェック用にしか使っていません。
ワンクリックでサイトの技術情報を確認できるのはとても便利です。Chromeを使っていてプラグインの導入に抵抗がない方には是非オススメしたいプラグインです。
WordPressサイトの情報を調べる
先ほど紹介したWappalyzerではCMSにWordPressが使われていることは分かりますが、どんなテーマやプラグインが使われているかまではわかりません。
私はWordPress案件がほとんどなので依頼があったサイトが、WordPressかどうか、どんなテーマやプラグインを使っているのか、といった点が気になります。ソースを見ればわかるといえばわかるのですが、世の中にはURLを入れるだけで瞬時に判定してくれる便利なサイトがあります。
IsItWP – Free WordPress Theme Detector
このサイトを開くと下図のような画面が表示されるので、URLを入力して「ANALYZE WEBSITE」をクリックすると調査がはじまります。
ちなみにこのブログのURLでは次のような結果になりました。
このサイトはエックスサーバーで運用しているのですが、どういうわけかHosting Providerがサクラインターネットと表示されてしまいました。同じサーバーの他のサイトでもやはサクラインターネットになりました。う〜む、なぜ?
さらにスクロールすると使用テーマやプラグインの詳細が表示されます。
このサイトで使っているテーマはオリジナルなので情報がないのは良いとして、プラグインも情報を全く取得できていません。
おそらく、読み込んでいるjsやcssのパスやcssの内容からテーマ名やプラグ名を取得する仕様だと思うので、そのあたりが関係ないプラグインは検知できないのでしょう。
ということで、プラグインについてはあまり当てにならないですが、
- WordPressを使っているかどうか
- どのテーマを使っているか
の2点についてはすぐに調べることができます。簡単にチェックしたいときは便利かなと思います。
いかがだったでしょうか?
このように他人のサイトの技術的な情報をチェックすることは見積もりだけでなく、「お、このサイトすごい!どうやって作ってるんだろ?」というようなサイトに出会ったとにも役立ちます。是非やってみてください。
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